この研究プロジェクトについて

近代日本史で最も激動の時代と言えば、1925年から1945年(大正14年から昭和20年)である。日本は1929年から1930年初頭に昭和恐慌の打撃を受け、1931年の中国東北部の日本軍による占拠が発端となり1937年に日中戦争勃発、続いて1941年の太平洋戦争へと情勢が急転していった。当時の日本の子供たちや若者らはどんな日々を過し、どんな教育を受けていたのだろうか。このウェブサイトでは、それらを解明しながら、英日両言語の教材と研究資料を提供する。資料はマンチェスター大学研究プロジェクト「1925年から1945年の近代日本における子供時代、教育、および青年の回想と記録(Remembering and Recording Childhood, Education, and Youth in Imperial Japan, 1925-1945)」に基づく。

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トピックス1

昭和初期の史的概観

1925年から1945年の20年間、日本帝国は世界の強国の一つとなり、隣接諸国に対して幾つもの侵略戦争を始めた。
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家族と家庭

1945年以前の公的に認可された家族構造の形態は、父系拡大家族で(理想的には男性)の家長が率いる「家」であった。
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日常生活

このウェブページでは、日常生活として、就寝、風呂、暖房、衣服、履物、身だしなみなどについて扱う。
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トピックス2

教育の概観

1868年の明治維新後、明治新政府は1872年の学制発令をもって日本最初の大衆国家教育制度制定に乗り出した。
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初等教育

近代の初等教育体制は、1868年の明治維新の4年後である1872年の学制制定によって確立された。
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選抜式中等教育

尋常小学校に6年間通い卒業した後、教育を受け続ける道筋はいくつかあった。

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